カフェハンズのコーヒー
自家焙煎にこだわる理由
自家焙煎にこだわる理由は「安全」と「新鮮」の追求にあります。
<安全>
日本に輸入される生豆は、産地での厳しいチェックの他、厚生労働省が定めるポジティブリスト制度の厳しい規定をクリアして入荷されます。しかし、船による(長旅)輸送のため、極少量カビ豆や虫食い豆などの欠点豆(写真中央、右)が発生してしまいます。
1杯のコーヒーの中に1粒あるかないかの量なので、見過ごされる場合が多いようですが、1粒でも欠点豆が入っていれば味に影響をあたえてしまいます。カフェハンズでは、仕入れた生豆の全数をチェックし、欠点豆のハンドピック(写真左)を実施しています。
さらに焙煎後にもう一度ハンドピック(写真左)を行い、煎りムラや万が一見過ごした虫食い豆、貝殻豆(写真右)の最終チェックを実施しています。
カフェハンズでは、この作業を”best”ではなく、”must(義務)”と考えています。
<新鮮>
量産品は包装技術が高いこともあり、工場で生産した後、メーカーや流通業者の物流拠点を経由して、焙煎後数日、長い場合は数週間後に店頭に並べられます。しかし、焙煎後の時間の経過は鮮度の低下を招き、香りや味に影響を与えます。
自家焙煎は、焙煎後すぐに販売できる、鮮度を重視したすぐれた業態です。
自家焙煎の名店カフェバッハが開発した焙煎機
焙煎機はバッハが開発したマイスター5kg(写真左、中央)を使用しています。この焙煎機は半熱風式といって、焙煎機の主流である直下式と熱風式の良いところをあわせもち、マイコン(写真右)制御によってより細かいガス圧、送風、排気のコントロールが可能で、浅煎から深煎までしっかり焙煎することができます。約20分かけて豆の芯まで火を通し、香ばしいコーヒーに仕上げています。
手間と時間がかかり生産できる量は多くありませんが、量産品のコーヒーとは一線を画したコーヒーづくりを今後も貫いていきたいと思っています。
みなさまのコーヒーライフを豊かにするお手伝いができれば幸いです。
参考:バッハコーヒーは1968年創業の自家焙煎店。創始者の田口護氏に指導を受け開業した自家焙煎店は全国で約100店にのぼります。カフェハンズもその中のひとつです。