ハイチ・モン・ラセル(Haiti Mont La Selle)
7月31日(金)曇/晴
今朝の焙煎で、明日から店内用としてお出しするハイチ・モン・ラセルを焙煎しました。限定品としては久々(ザンビア以来)にミディアムローストで焙煎しました。夏場はアイスコーヒーをはじめ、深煎の人気が高くなり、お店としても深煎をすすめがちになります。偏りはよくないと思い、ハイチの特性がよく出るミディアムにしました。早速カッピング。さすが、カリブ海のコーヒーはミディアムあたりでもおいしい。夏場のホットコーヒーとしておすすめしてよかったと思いました。そんなハイチのことについて少しご説明したいと思います。
ハイチはかつて、コーヒー大国として生産量も多かった時期がありました。しかし、森林伐採や山林開拓、他国への移住、軍事クーデター、さらに相次ぐハリケーンの被害により、コーヒー生産は壊滅的な状態になり、今では100数十トン程度が輸出されているといわれています。(あのブルマンより少ない)
COOPCAB(ハイチコーヒー組合)のコーヒーは、ハイチ最高峰ラ・セル山(2,860m)の麓、2万ヘクタールにもおよぶハイチアンパインの森で育てられています。石灰質の土壌とカリブ海から吹き寄せる貿易風が甘い香りとかすかに感じるスパイシーな豆を作り出します。
今日で7月も終わり。やはり、販売量が先月より下がりました。夏場はどうしてもコーヒー需要が下がるのでしかたがないことですが、ギフト販売が苦戦したのも要因です。しかし、今日はたくさんのギフト注文をいただきました。お中元の時期は過ぎましたが、コーヒーが好きな方におすすめしたいのでとハンズのギフトを買ってくださいました。昨年はほとんどギフトは売れませんでしたが、今年は買ってくださる方が増えています。夏より、冬、今年より来年と少しずつハンズのコーヒーをおいしいと思ってくださる方を増やし、こつこつギフトを販売していきたいと思います。8月も頑張ります。