スプレモ
11月12日(木)曇
今日は定休日。久々に豆のご紹介をさせていただきます。
今日の豆はコロンビアスプレモ。カフェハンズにも同業者がたまに訪れますが、そのときによくオーダーされるのが「コロンビアスプレモ」。ブレンドのベースにもよく使われることから、自家焙煎店では必ずといっていいほど置いてり、そのお店の力量をはかるのに比較しやすい商品でもあります。
<コロンビアスプレモ>
当店のコロンビアスプレモはナリーニョ州の豆を使用しています。コロンビア南西地域に位置するナリーニョ州は、標高が4,276mもあるGALERAS火山のふもとに位置し、野生の風景、ジャングルのある南へ流れる河、勤勉な農民が住む色鮮やかな家々が印象的な地域です。海抜1,800-2,200mに位置しており10ヘクタール未満の小規模な農園が多く、コーヒー生産で暮らしを支えています。山のふもとという土地がら、急斜面が多く、コーヒーの栽培・水洗は伝統的な方法で行なわれています。収穫は手摘み。コーヒーの木は、バナナなどのトロピカルフルーツの木の影に植えられ(シェードツリー)、栽培には化学肥料は使用されず、コーヒーの皮などの有機肥料を利用しています。コロンビアの最上級グレードスプレモ。スプレモはスクリーン(64分の1インチ)17以上が80%以上の最上級の豆です。スクリーンの大小で味の評価はできないですが、粒が大きいということはきちんと成熟した豆ということになるため等級が高く扱われます。その下には、エクセルソ(スクリーン14~16)、13以下は自国内の消費にまわります。
豊かな風味と苦味の中に上品な酸味が特長。私も好きなコーヒーのひとつですが、あまりにスタンダードすぎて、専門店で購入する方が意外に少ないようです。グアテマラとともに、これぞ中深煎といった逸品です。よかったら今度試してみてください。