アルフィスタ
7月22日(木)晴
久々に愛車ロメオのワックスがけをしました。車検のときに車屋さんにしてもらったのを除くと約1年ぶり。お店のスタッフとして、仕入れ、ときには車好きのお客様との話題の共有に一役買ってくれる存在なのに、この扱いはいかん。まだお店を持てると思っていない2004年のクリスマスイブに納車され、大きな故障もなくここまで来たのは以前のアルファロメオからすると信じられないことです。よく車好きの方から、「あの赤いアルファ、マスターの?」と聞かれます。先日も、本牧和田山(周富徳さんなどが住む高級住宅地)の常連マダムとアルファのことでお話が弾みました。といっても、マダムはかれこれ、30年前からアルファロメオを何台も乗り継いだという生粋のアルフィスタ(アルファロメオを愛するオーナーのことをこういいます)。お話を伺うと1300ジュニアや1600スパイダーなど往年の名車の名前もありました。当時はデザインやエンジンなど魅力的な車も多かったですが、如何せんよく壊れたそうです。私が乗る147という車は、アルファロメオがフィアットの傘下になってからの車なので、故障も少なく快適にアルファを楽しめるのはいいのですが、当時のようなわくわくするような魅力に欠けるが少し残念です。私も車好きの一人ですので、最近のエコカーブームには少々残念な感じがしています。確かに地球環境を考えることは重要だと思います。しかし、元気を失っているこの時代だからこそ、わくわくする車が出てきて欲しいものです。車が売れないと自動車メーカーの方がよくおっしゃいますが、「エコカーや減税」だけでない車本来の魅力で勝負して欲しいと切に思います。私が社会人になった平成元年、その年はバブルの真っ只中。世間は浮かれていましたが、約1千万円もした国産車ホンダNSXや280馬力のフェアレディZ、Zといい勝負だった三菱GTO、ベンツの上を行く高性能のトヨタセルシオ、そしてライトウエイトのオープンカーの先駆けユーノスロードスター。本当に魅力的な車が次から次へと発売されました。
愛車ロメオの洗車をしつつ、そんな「古きよき時代」?を思い出した暑い日の午後でした。うちも、暑いからコーヒーが売れないという言い訳をせず、わくわくする商品やサービスを提供し続けたいと思います。