バニー・マタル
8月13日(木)晴
今日はお休みなので、先日壊れたパソコンを修理に出しに行きました。とりあえず、仕事用のメインパソコンが動いているので支障を来すようなことはないので幸いです。妻のテニス肘、パソコンの入院と続き、身体が丈夫なのが取り柄の私のペースで仕事をしたことが、いけなかったのだろうかと少し反省しています。今月末(24日~28日)のハンズの夏期休業には、体と心を休めることに専念したいと思います。
本題に入ります。最近木曜の定休日には、ハンズで取り扱っている珈琲豆の説明をしていますが、今週はイエメン産モカの代表マタリをご紹介します。
モカ港から出荷される豆には、隣接するエチオピアとイエメンの2つの国のものがあります。マタリはイエメン産のモカの代表。「モカ」コーヒーの生産は内陸の山岳地方の段々畑で行われており、この中でも特に有名な産地が、アラビア語で「雨の子孫達」を意味する「バニー・マタル」地方で、この地方はその名のとおり雨が多く、またしばしば霧がかかることでも有名です。このあたりのコーヒーの木は原生種に近く、豆は素朴でありながら気品のある味わいを醸し出し、しばしば「モカ臭」と表現されます。香辛料のような独特の風味と酸味が特長。
生豆の欠点豆の多さは断トツで、多くの豆の中で一番手をやくオリジンです。昨年の残留農薬検出の一件以来輸入制限があるので、一時は取扱をやめようとも考えました。しかし、この豆にしか出せない独特の風味にはファンも多く、他の豆の数倍かかるハンドピックをしてでも供給し続けなければと思い、今でもラインナップに入れさせていただいています。
普段とはちょっと違う珈琲「モカ・マタリ」を一度試してみてはいかがでしょうか?