SCAJ2009
10月15日(木)晴
今日はお休みを利用して、東京はビッグサイトで開催されているSCAJ2009に行ってきました。午後にもスケジュールが詰まっていたので、午前中の早い時間に会場入り。目ぼしを付けていたブースを優先的に回りました。フラフラと回っていると何人かの知り合いに引き留められ、しばし昔話も。残留農薬で問題のエチオピアがブースを出していましたが、朝早かったせいか内情をわかるスタッフが不在。コーヒーとセットで販売している?ポップコーンの説明に忙しく何だか興ざめでした。
ハンズでも人気のメキシコのブースに行くと、結構大きなブース展開と数種の試飲をやっていました。早速試飲。やはりメキシコはうまい。その後、人気のパナマブースを経由してバッハのブースへ。バッハは毎年大和鉄工所と共同開発した焙煎機マイスター(ハンズはマイスター5kgを使用しています)の商談会を行っていますが、今日もたくさんの人が来ていました。日本でのシェア5割のフジローヤルの焙煎機よりはるかに高い焙煎機なのに、受注が多く、生産が追いつかないと大和鉄工の方がうれしい悲鳴を上げていました。そんなバッハブースでお会いしたバッハの総店長をはじめ、つい最近バッハグループに入った方などから、「ハンズさんの店長日記いつも楽しませてもらっています」と言われました。何だか気恥ずかしいような、見てくださる方が多いというありがたいのと同時にしっかりした内容にせねばという複雑な心境になりました。
バッハブースを後にして、機器関係のブースを回りました。富士機珈のブース。ここは、先ほど話題にしたフジローヤルという焙煎機のメーカーブース。注目は、小型の焙煎機。普通の焙煎機のミニチュアのようなサイズで、ものすごく精巧にできています。聞くと250gまでの焙煎ができるとのことで、テストロースターとして使うことや喫茶主体の珈琲店向けに開発されたようです。価格は38万円。焙煎機としては安いですが、コーヒーの機械としては高価。でも一般の方が、自宅ように買うこともあるとか。その近くにあった焙煎機のメーカーブースもやはり小型焙煎機を展示していました。以前は焙煎と言えば、熟練の技がないと手に負えないというイメージがありましたが、比較的簡単に本格的な焙煎ができるような時代になってきている印象を持ちました。でもやはり、温度管理、煎り止めなど熟練の技を駆使した珈琲はひと味違うと言いたい。そして違うとわかる製品をつくらなければならないとあらためて思いました。
大手メーカーのブースも見つつ、最後に行ったのはルワンダのブース。他の産地は日本語がままならないスタッフもいましたが、ここは熱心に説明をしてくれました。最後は大使館の偉い方も出てくるし。試飲させてもらいましたが、ハンズで扱ったことのない味。バッハでも「ルワンダミビリチ」という生豆が仕入られるので、今後限定豆で採用を検討しよう。
バリスタチャンピオンシップの決勝が行われていましたが、午後の予定が詰まっていたのでビッグサイトをあとにしました。
午後は明日からオープンの美容室「Q-on(クーオン)さんへお祝いのコーヒーを持ってご挨拶。オーナーはうちのお客さんで、長年勤めていた美容室を辞め独立。明日の準備に忙しくしておられました。開店の前日。きっと期待と不安が錯綜しているんだろうと自分たちのオープンのときを懐かしく思い出しました。
ごあいさつも早々に明日からのランチ食材の買い出し。明日はまだ、チキンとゴロッと野菜のクリームシチューですが、来週は煮豚と温野菜のディップソース添え。煮豚はトーストにもよく合うのでじっくり時間をかけて煮込もうと思っています。コーヒーはブルマンNo.1。今月はランチの導入期なので、採算を考えずお客様に喜んでいただけることを第一にやらせていただきます。よかったら食べにきてくださいませ。
気が付けば夜になっていました。自営業は365日営業と言っていた方がいらっしゃいましたが、ゆっくり休めないのが現状です。でも好きなことをやらせていただいているので、苦にはなっていません。常連さんをはじめ喜んでくださる方の笑顔がなにより私たちのエネルギーになっていますので。明日もがんばります。