PとC
12月16日(水)曇
今日は定休日。気がつけば、午前11時半。お客様の電話で起きました。ありがたいことに、開店当初からコロンビアを会社でご使用くださっている企業様からでした。この不況の中、一般的にみても安くはないハンズの珈琲を継続して使ってくださる大変ありがた企業様です。早々に配達と年末のご挨拶をすませ、帰宅後パソコンをあけると、これまたありがたいことに、以前勤めていた会社の後輩のお母様から通販の注文が入っていました。昨日はお店の売上が残念ながら冴えなかったので、ありがたいやらほっとしたやら。師走になってから、皆さんお忙しいとみえて、来店のサイクルが不規則です。したがって、お店の売上も大きな波があります。
先週はイベント準備などで、ばたばたしたため、ゆっくり思案というわけにはいかなかったですが、今日は少し気持ちにゆとりができたため、経営のことを考えました。少しむずかしい話になりますが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
以前勤めていた会社では、マーケティング本部という部署にいたことから、マーケティングについての本を読む機会が多々ありました。そのときは、理論はあくまでも机上論。基本だけおさえておけばいいかと思っていましたが、実際自分でお店を経営していくと、そのときに学んだことが実際のものとなって生かせる気がしてきます。
マーケティングの基本といえば、アメリカのマーケティング学者ジェローム・マッカーシーの「マーケティングミックスの4P」というものが有名です。4Pとは、製品(Product)、価格(Price)、プロモーション(Promotion)、流通(Place)。その後、マーケティングの第一人者フィリップコトラーが提唱する7P、4P+3P(物的証拠(Physical evidence)、プロセス(Process)、人(People)も出てきました。
お店の売上を上げるため、この4Pのどこが弱いか分析し、どのようにアクションをおこすかがポイントとなります。
現在のハンズで弱いのは、プロモーションかもしれません。もっと多くの方にハンズの珈琲を知っていただく努力、楽しんでいただける企画を継続していきたいと思います。製品は、変わらぬクオリティを維持していくため、今後も継続して精進していきたいと思いますし、価格はハンドピックを必須とするバッハのメソッドでは下げられる限界もあり、この部分にはあまり踏み込んだ戦略はとれないと考えています。流通は、通販を含めたお客様との接点の強化。
これらを、顧客視点から学者ラウバートーンの提唱する4C顧客価値(Customer value)、顧客コスト(Customer cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication)に考慮して製品を含めたサービスを強化していきたいと思います。
とかく売る側の理論になりがちな商売を、買う側にたった視点で見れるよう常に冷静な状況把握と、お客様とのコミュニケーションを続けていきたいと思います。
むずかしい話ですみません。日記に書くことで、自分の中で整理出来るような気がして思うがままに書いてしまいました。明日はリラックスできるようなお話にしたいと思います。
コメント
■ tatsu様 いつもありが・・・
tatsu様いつもありがとうございます。
tatsu様の会社のようなグローバル企業と小さな個人商店では、レベルが全く違いますが・・・。
■ 私も、事業戦略立案方法・・・
私も、事業戦略立案方法とか、マーケティングとか、少しかじりました。うちの会社マーケティングが下手で(笑)。