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記憶

12月21日(月)晴

昨年12月にはじめて来店されたお客様。今では、定期的に豆を買いに来てくださる常連さん。そのお客様に、「そう言えばご来店一年になるんですね」とお話すると、「もう一年か。でもマスターよく覚えているねえ」と。はじめて来店されたとき、「俺は喫茶店をやっていたんで、中途半端なものを飲ませたら承知しないからな」とちょっと威圧的に、それでいてちょっとおどけた様子でお話されたので印象に残っていたんですとおこたえしました。「そんなこと言ったかね。」と少してれくさい感じでわらっておられました。

客商売をしていると、お客様をなるべく覚えたいと思うことから、何か印象に残ったことをもとに記憶にとどめるようにしています。それと、その日来店されたお客様を営業日誌に書きとめています。その営業日誌をもとに、お客様のサイクルや嗜好などを自分なりに分析して、焙煎したり、ケーキやクッキーを補給したりします。とくに暇な日などは、その日誌を何度も見返します。よく、記憶がいいねと言われますが、実は営業日誌を読み返しているからなのです。今日も、別の常連さんが年始に話したことについてお話すると、その方が思い出せなかったキーワードが出てきて驚かれました。

もし思い出せないことがあって、ハンズで話したような記憶があればお尋ねください。思い出せないキーワードを思い出せるかもしれません。いつごろかをたよりに、日誌を振り返ってみますので。

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